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コンクリート住宅の欠点3つとは?木造にはないメリットを併せて紹介

コンクリート住宅の欠点ってなんだろう…
木造住宅とコンクリート住宅の違いは?

デザイナーズハウスやホテルをイメージさせる高級住宅の多くは、鉄筋コンクリート造(RC造)で作られています。鉄筋コンクリート造ならではの大胆なデザインや、コンクリート打放しのモダンなテイストも人気が高く、コンクリート住宅を検討中の方も多いでしょう。

しかし、快適な暮らしはデザインだけでは成り立ちません。事前にコンクリート住宅の欠点を理解しておくことが大切です。

ここでは、コンクリート住宅を検討されている方に向けてコンクリート住宅の欠点やそれをしのぐメリットを説明します。また記事の後半ではコンクリート住宅の事例を画像とともに紹介します。

コンクリート住宅欠点3つ

コンクリート住宅を購入する前に欠点は把握しておきたいものです。ここではコンクリート住宅の欠点を3つ説明します。

欠点1.外気の温度変化の影響を受けやすい

コンクリートはその熱伝導率の高さから、外気の温度変化の影響を受けやすい構造体です。マンション最上階は夏場に暑くなりがちというのは、屋根面が熱を蓄熱し、夜になっても冷めにくいからです。

そのため、鉄筋コンクリート造の建物は屋上階の断熱をコンクリートの外側で行うことで、屋根面のコンクリートが蓄熱するのを抑える工夫が必要です。

また、外壁をコンクリート打放し(コンクリートそのものの風合いを仕上げ材としたデザイン)にしたい場合は、内断熱(柱と柱の間に断熱材を重鎮する工法)が一般的です。内断熱ではなく、外断熱(建物全体を断熱材で囲い込む工法)にすると通常より壁が厚くなり、手間や工期が掛かり費用が割高になるためです。

昔は今ほど住宅の断熱ということに重点が置かれていなかったために、熱伝導率の良いコンクリート住宅は外気の温度変化の影響を受けやすく「寒い」というイメージがありました。しかし現在はコンクリート住宅でも外気に左右されない快適な空間をつくることが可能です。

欠点2.カビが発生しやすい

コンクリートは吸水性が高く、表面から水分を吸い込んで貯めやすいため、カビが発生しやすいです。特に、人の出入りが少なく空気の入れ替わりが少ない納戸や普段あまり使わない和室、空気がこもりがちな地下室などは、換気や除湿の対策が必要です。

また、コンクリート打放しにした場合、汚れを吸着しやすいという欠点もあります。外装に採用した場合は特に、コンクリートの風合いを損なわないコーティング処理を施すなどのメンテナンスを検討する必要があります。

欠点3.費用が高い

一般的にコンクリート住宅は木造住宅よりコストが高いと言われます。これは構造体の単価の他に、木造住宅より工期がかかることによる経費や仮設費用、木造より重いコンクリートの建物重量を支える基礎の違いなどが反映されるためです。

コンクリート住宅は鉄筋の基礎組みから躯体(くたい)の鉄筋を組み、そのまわりに型枠材を建て、その中にコンクリートを流し込んで固まるまで待つといったように、木造に比べて手順も多いです。コンクリートの打設は雨天では行えないため、工期が伸びてしまう原因にもなります。

また、鉄筋コンクリート造の家は重量が重いため、建物を支えるための地盤改良や杭工事が必要になる場合もあります。

地下室も欲しいが予算も工期も限られているという場合は、地下部分のみを鉄筋コンクリートで仕上げ、地上階は木造という混構造も選択肢のひとつです。

欠点をしのぐコンクリート住宅のメリット2つ

コンクリート住宅の内観

メリット1.耐久性や遮音性の高さ

コンクリート住宅のメリット1つ目は、耐久性や遮音性、耐火性が高いことが挙げられます。コンクリート住宅は建物の環境にもよりますが、定期的なメンテナンスを行っていれば120年~150年の耐久年数があると言われます。

初期投資は高く付いても、長年住み続ければそのコストに見合うメリットがあり、遮音性の高さはプライバシーを確保したい二世帯住宅や音楽室やシアタールームを計画する時に適しています。物音に敏感な方はコンクリート住宅の遮音性は大きなメリットです。

また、耐火性も高く、木造住宅より火災から大切な我が家を守りやすいというメリットもあります。

メリット2.デザイン性の高さ

コンクリート住宅のメリット2つ目はデザイン性が高いことが挙げられます。コンクリート住宅と比べて、木造住宅はデザイン性が低いというイメージがありますが、木造でも2層吹抜けの空間は作れますし、曲線も可能です。

ただ、その規模には制限があり、木造住宅よりもコンクリート住宅の方が窓などの開口部を大きく取れたり、仕切りや柱の無い大空間に適しています。曲線もよりダイナミックなデザインが可能で、壁にタイルや石を貼りたい場合はコンクリート造の方がおすすめです。

このように、コンクリート住宅はデザインの制限が掛かりにくいため「デザイン性が高い」と言われます。

コンクリート住宅の事例2選

ここでは実際にコンクリート住宅の事例を画像とともに見ていきます。

事例1.コンクリート打放し住宅

コンクリート打放しの壁
コンクリート打放しはコンクリートの素材そのものが持つ美しさを建物のデザインに取り入れた仕上げといえます。無機質で冷たいイメージは逆に無駄を排したモダンな住まいやインテリアのアクセントとして人気です。

コンクリートに木目をつけることで、無機質な素材に有機的な素材感を持たせるなど、様々なデザインが可能なところや、あえて余計な仕上げをしないことで建物の造形そのものを表現できることも、住み手だけでなく、建築家からも好まれる理由です。

また、コンクリート打放し仕上げを「素材」として活かしたい場合は木造でも可能です。構造体に関わらず、コンクリートの素材をデザインに活かした事例を記載した設計事務所のWEBサイトがあるので、参考にすると良いでしょう。

コンクリート打放し仕上げの事例を見る

事例2.曲線を活かした住宅

デザインの自由度が高い住宅
デザインの自由度が高いコンクリート住宅は、曲線を用いたデザインも多く、コンクリートのイメージには反する「柔らかさ」や「華やかさ」を与えることもできる多様な構造です。

コンクリート住宅は、モダンなデザインにだけに採用されるわけではありません。エレガントなデザインや、重厚感のあるデザインでも使用されています。一般的にコンクリートに対して冷たい無機質なイメージを抱きがちですが、それはコンクリート打放しのシャープな住宅イメージから来ることが多く、実際には様々なデザインがあります。

以下のサイトから曲線を活かした事例を見ることができるので、気になる方は見てみてください。

曲線を活かした事例を見る

コンクリート住宅と木造住宅で迷ったときは…

家の購入を迷っている人
木造住宅より建築コストが高めなのが欠点のコンクリート住宅ですが、必ずしも木造住宅の方が安いという訳でもありません。

例えば、「外壁は石張りにしたい」「大開口がほしい」「柱や壁のない大空間をつくりたい」「物音が気になる」「敷地が狭いので地下室も必要」など、コンクリート住宅の方が適している家を、木造でつくった場合、特別な補強や防音対策を考えなければならず、コンクリート住宅と変わらない、あるいは割高になってしまった、となるケースもあります。

つまり、コンクリート住宅と木造住宅のどちらが優れているのか、ということではなく住み手の要望や価値観、敷地の条件によって適切な構造は違うということです。それぞれの欠点やメリットをよく理解して、ご自身が望む理想の住まいはコンクリート住宅、木造住宅どちらが適しているのかで判断をしましょう。

また、家の構造には地盤や敷地の条件なども大きくかかわりますので、鉄筋コンクリートと木造どちらの方が適しているのか設計事務所などの『建築のプロ』に伺うのがおすすめです。

その際大切なのは偏った志向ではなく、適切な判断ができる『建築のプロ』選びになります。例えば、ハウスメーカーなどは構造が決まっているため自社で行える構造を勧めますし、設計事務所も得意としている構造体がある場合があります。それでは、適切な判断は行えません。鉄筋コンクリート造、木造、鉄骨造、混合造すべての構造体の実績がある設計事務所に伺うと良いでしょう。

構造体を網羅した設計事務所のHPを見る

【まとめ】コンクリート住宅の欠点を踏まえて購入を検討しよう

最後にこれまでのおさらいをしましょう。

  • コンクリート住宅の欠点
  • ・温度変化の影響を受けやすい
    ・カビが発生しやすい
    ・費用が高い

  • コンクリート住宅のメリット
  • ・耐久性や遮音性の高さ
    ・デザイン性の高さ

  • コンクリート住宅と木造住宅で迷ったときは『建築のプロ』に相談

コンクリート住宅はいくつか欠点がありますが、それは技術的に対処できるものが多いです。

注文住宅で大切なのは、希望の住まいが鉄筋コンクリート造とした方がよいのか、木造の方が適した構造なのかを正しくアドバイスして提案できる設計事務所選びです。人気の高いコンクリート住宅に対する理解を深め、快適な住まいを手に入れましょう。

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