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注文住宅の地下室はどう活用する?事例5選と費用を解説!

「注文住宅の地下室を有効活用したい!」
「地下室の建築はいくらかかるの?」

都心の住宅事情では敷地を最大限に活かすため、地下室を検討される方も多いのではないでしょうか?地下室の利用として一般的なのはガレージや納戸ですが、せっかく注文住宅で地下室をつくるならガレージや納戸だけではもったいない!でも、「窓や光のない地下室ってどう活用したらよいの?」「適した部屋はどんな部屋?」など、はじめて地下室を検討している方はわからないことも多い地下室。
この記事では、注文住宅でつくるさまざまな地下室の事例紹介をはじめ、地下室を建設する際の費用相場や設計を依頼する際の注意点を紹介します。地下室は地上階にはない様々なメリットがありまが、地下室ならではの注意点もあるので、メリットデメリットをしっかり理解してから計画を建てましょう。

注文住宅でつくる地下室の事例5選

事例1:シアタールームやスタジオとして地下室を活かす

地下室にシアタールーム
地下室の最もたる特徴は、外部への音漏れが少ないという事でしょう。その特徴を生かして、地下室にシアタールームを設けるという人は少なくありません。
プロジェクターで投影する大スクリーンを設けて、家族や友人たちだけで映画を楽しむというのは贅沢ですね。自宅にシアタールームがあれば映画館に行かなくても臨場感あふれる映画をプライベートで楽しめます。また、座席もソファーにしたり、ミニバーを設けることで映画館以上のリラックス空間を楽しむことも。防音にも配慮してあるので映画以外にも、ギターやバイオリンの楽器演奏など音楽スタジオとしての使用も可能です。
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事例2:ホームジムやプールとして活かす地下室

地下のプール
仕事が忙しくてスポーツジムに行っている暇がない方や自宅にパーソナルトレーナーを呼び、個人レッスンを受けたい方など、ホームジムやプールを希望される方も増えています。そんな方には地下室に壁面ミラーを設けたトレーニングジムやプールを作ることをおすすめします。プールサイドにジャグジーを設ければ、リゾート気分も味わえます。ただし、地下室は湿気がこもりやすいので、プールは湿気対策をしっかり行うことが重要です。地下室の提案に慣れた設計事務所なら、地下室のイメージを一新する提案で地下室の魅力を引き出してくれるはずです。
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事例3:ゴルフの練習場として活かす地下室

地下のゴルフ練習場
地下室を少し高めの天井にすることで、地下室をゴルフ練習スペースにすることができます
近年、スクリーンにゴルフコースを投影するシュミレーションシステムが高性能になっています。ゴルフが趣味の方にはフルスイングができる地下室のゴルフ練習場に憧れる方も多いのではないでしょうか。スクリーンがあるのでソファを置けばシアタールームとしても活用可能でき、Barカウンターを備えればゴルフ仲間と楽しめるゴルフBarとしても使用できます。ゴルフが趣味でも練習に行っている暇がない方や友人を招いての趣味の時間を楽しみたいという方にぴったりです。
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事例4:パーティールームやプレイルームとして活かす地下室

地下室にパーティスペース
仕事の関係や友人たちを招いてホームパーティーが多いという方は、地下にパーティールームやバーカウンター、ビリヤードが楽しめるプレイルームなどを設計するのも良いでしょう。パーティーが盛り上がるとついつい話声や笑い声など大きくなりがちです。閑静な住宅街や住宅が密集する地域では、ご近所に気兼ねなくパーティーを楽しめる地下室にパーティースペースやプレイルームにするのがおすすめです。家族のプライバシーも確保しながら、和気あいあいと楽しめるスペースになります。

事例5:ガレージや納戸など現実的な用途として使う地下室

地下のガレージ
都心は敷地面積いっぱいに建てて土地の有効活用を行いたいと思っている方も多いと思います。その場合、ガレージや納戸を地下に設ければ地上階は住居部分として最大限活用が可能です。車の所有台数が4台以上と複数の車を所有されていたり、都心で敷地面積を広く確保できない場合、地上のガレージスペースは敷地の有効活用とならないことがあります。もちろん車のアプローチに有する敷地は必要ですが、それでも4〜5台といった台数を地上のスペースにとるのがもったいないという場合は、地下の空間を使うとよいでしょう。また、日光が入らない地下駐車場は、日焼けによるダメージを受けにくい利点もあります。
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注文住宅でつくる地下室の費用相場

地下室をつくるには、地上にその部屋をつくる費用以外に、“土を掘るための費用”と“設備の設置費用”の大きく2つの費用がかかります。

土を掘るための費用
地盤が道路より高いところにあり、横方向に掘るのか、それとも、地盤が道路とフラットな土地に垂直に地面を掘っていくのかによっても異なる
設備の設置費用
地下は地面の中に埋まっており常に水分にさらされているため、防水工事費用がかかります。また、地下にトイレや手洗いを設けた場合には、汚水を排出するための排水ピットと排水ポンプなどの設備設置費用が必要になる

ただし、地下室建設の相場は用途や立地など、様々な条件によって左右されるため、決まった相場というものはありません。地下室の用途が納戸(物置部屋)の場合には、内装の仕上げも簡素でよいですし、設備的にも大きなものはないです。

注文住宅に地下室を設けるメリット

メリットのイメージ画像

実際の使用例を紹介いたしましたが、実際に注文住宅で地下室を設けるメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。2つのポイントに分けて、紹介します。

メリット1:自由度のある部屋を作ることができる

地下室を設けることで得られる最大のメリットは、自由度のある部屋を作ることができるということです。
地上の部屋での映画鑑賞やパーティーは騒音となり、近隣の方に迷惑をかけてしまいます。しかし地下室は地上とは違い密閉された空間であるため、大きな音で楽しみたいシアタールームや大人数でのパーティールームを設けることができます。また、広い敷地が無いと地上では設置することが難しいプールやゴルフ練習場も地下空間の利用なら可能になります。

メリット2:地上よりも地下室の方が地震に強い

地下室には、地上に比べて地震に強いというメリットがあります。

東京土木施工管理技士会のDOBOKU技士会第54号では、「地下構造物の耐震性」として以下のようなことが報告されています。

液状化による浮上がり等、単純な管路等の被害を除くと、地下構造物の地震被害は地上構造物ほどには生じていないのは事実である。しかし、もともと地下構造物が被害を受ける可能性の高かった地震が1995年兵庫県南部地震以外には起っていないのも事実であり、地上構造物に比較して地下構造物は地震に対して安全であるといって良いか否かはまだ判断できる段階にはない。

出典:DOBOKU技士会第54号『地下構造物の耐震性)

その理由として2つあり、1つが「地盤の中で地下構造物(地下室)を振動させる力が小さい」こと、そして「地下構造物(地下室)は外周を周りにある地盤に取り巻かれているので地震の際に周りの地盤に逃げ出すエネルギーが大きい」ことの2つであることが報告されています。

地下室は地震の影響を全く受けないということではないため、注意しましょう。あくまでも地上の部屋に比べて、地震に強いということです。

地下室の設計依頼時の注意点2つ&実績豊富な設計業者

人差し指を出す男性
地下室の設計を業者に依頼する際の注意点は、“採光・換気の確保”と“作りたい地下室の広さ”、“設計事務所の設計実績”の3つです。それぞれ具体的に見ていきましょう。

注意点1:採光・換気の確保

趣味の空間といえども光や外気が全く入らない部屋はシアタールーム以外では、薄暗く、息苦しい空間になる事もあります。そのため、地下室の設計では採光と換気の確保が注意点として挙げられます。

採光を確保する方法としては、

  • トップライトと呼ばれる天窓を設ける
  • 建物の外壁に沿って地面を掘り下げて作るドライエリアを設ける

などがあります。ドライエリアの窓を開ければ、外気の通り道となり換気や除湿をすることも可能です。

設備を適切に検討すれば地下でも地上と同等の居住環境が得られるばかりでなく、冬は暖かく夏は涼しい空間となることもあります。

しかし、地下室に水回りを設ける場合や雨水対策として、建てた後の排水設備のメンテナンスが必要になるケースがあります。

注意点2:作りたい地下室の広さ

地下室は「一定の要件を満たしていれば、容積率の算定の基礎となる延床面積には算入されない」ことが建築基準法で定められています。これを住宅地下室容積率不算入制度といいます。

容積率とは?
都市計画によってあらかじめ定められている、敷地面積に対する延床面積の割合のこと。
例えば容積率100%と定められた100㎡の土地には、合計100㎡の面積の建物を建てることができます。2階建ての建物であれば、各階の面積の合計が100㎡でなければいけません。

地下室が延床面積に参入されない要件とは、以下のものです。

  1. 地階(地下に作れた階)であること
  2. 地盤面から地階の天井が1m以下であること
  3. 住宅の用途に供されていること

出典:建築基準法

ただし、この不算入は最大で延床面積の3分の1までしか適用することができません。

例えば延床面積が100㎡である場合には、その3分の1の30㎡までしか不算入にはなりません。延床面積の3分の1を超える地下室を設ける場合、3分の1を超えた面積は延床面積に参入されてしまいます。

よって、地下室を作る場合には、以下の2点をチェックしておきましょう。

  • 作りたい地下室が延床面積の3分の1を超える面積ではないか
  • 3分の1を超える場合には、地上階で使用できる面積が少なくなっても問題ないか

注意点3:設計事務所の設計実績

地下室のある家の建築は、設計や施工が難しいため、実績豊富な設計事務所に依頼するのが重要です。
地下室の設計が豊富な設計事務所を見極める方法としては、

  • 施工例チェック(希望するような設計を多く手掛けているかどうか)
  • 地下室の事例でプールがあるかどうか

などがあります。特に、地下は湿気対策が重要になるので、その地下室にプールをつくった実績は、常に多湿で防水に留意の必要なプールをつくる設計力と技術力があるということを示しています

地下室の実績が豊富な設計業者

地下室のある家は、通常の家の設計・建築より注意しなければならないことも事実です。
ハウスメーカーでも地下室を利用したプランを依頼することはできます。しかし、ハウスメーカーは規格化された効率の良い住宅建築を得意としているため、地下室の設計や施工には慣れていないことが多いのです。また、小規模な住宅を得意としている設計事務所はやはり地下室の設計には慣れていません。
地下室の設計は、豊富な知識と経験が不可欠です。
そこで、チェックしておくべき設計事務所が、大規模な住宅の地下室を設計しており、事例を豊富に揃えているアーネストアーキテクツです。
以下のサイトから注文住宅での設計事例を見ることができます。また、見学会や相談会も開催しているため、実際に足を運んで見るのもよいでしょう。

高級注文住宅を数多く手がけるアーネストアーキテクツ

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    ◆高級住宅1000棟以上の実績!

    ◆テレビや雑誌の掲載多数!

    TBSジョブチューンで「豪邸設計のスペシャリスト」として紹介された設計士が所属する設計事務所です。

アーネストの公式HPを見る

まとめ|注文住宅で地下室をつくるなら設計実績が豊富な業者を選ぼう

最後にこの記事で紹介した内容をおさらいしましょう。

    • 地下室の設計費用と相場

・地下室の設計は、土を掘るための費用と設備の設置費用がかかる
・相場は立地条件等の条件によって左右されるため、決まった相場はない

    • 設計を依頼するときの注意点

・地下室の設計は採光と換気と除湿環境を確保する
・作りたい地下室が可能な広さであるかを確認する
・地下室な設計実績が豊富な設計事務所を見極める

地下室をつくる場合の費用は地下室を何に使うのか、どうやって使うのか、どのような土地形状で地下をつくるのかなどによって異なるため、一概には言えません。
コストがかかる地下室ですが、その費用を補って余りある魅力的な空間になる可能性があります。地下室は特殊な条件下の為に設計、施工には十分実績のある依頼先を選びたいですね。

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