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注文住宅の予算1億円で建つ家とはどんな家?

予算1億円でどんな家が建てられるのかな
何にいくらくらいお金がかかるんだろう

注文住宅で自分の思うような家に住みたいなと思っても、「建築費」や「土地代」にいくらかかるか分からない人も多いのではないでしょうか。
ここでは注文住宅の建築費を1億円の予算で高級住宅を検討中の方が、これから考えるべき予算配分と建築予算などのポイントをお伝えします。

1.注文住宅1億円の予算内訳は「建築費」「設計費」「その他」

電卓と家

【建築費】坪単価がベース

まず初期段階で概ねの建築費を算定する指標となるのが、一般的に言う坪単価です。1億円で100坪の延床面積の建物だと、坪単価は1億÷100坪=100万円となります。しかし想定される坪単価は各住宅メーカーや、設計事務所がどういった住宅グレードを想定しているかによって異なります

坪単価
建築費を床面積(延床面積)で割った値の事

A設計事務所は坪80万円台から120万円ぐらいの住宅実績が多く、坪単価が平均して100万円だとすると、80坪の住宅を建築する場合、当初想定する建築費は100万円×80坪で8000万円ぐらいとなります。
この坪単価は直接住宅メーカーや、設計事務所に確認しましょう。ただ、注文住宅の坪単価は目安と考えます。使う素材のグレードなどによっても大きく異なります。
例えば、壁紙は一般的な白い壁紙が平米1,000円のところ、高級ブランドのアルマーニやエルメスの壁紙は平米数万円です。また、高級な壁紙を貼る手間賃(職人さんに払う費用)も異なります。高級な壁紙になるほど、厚かったり、素材感や凹凸があったりと貼るのに技術を要するため高くなります。アルマーニやエルメスとまでは行かなくとも、壁紙にこだわりたいと思えばその点も留意しておきましょう。
もちろん、費用にあわせて様々な商材を検討できるのが注文住宅の魅力ですので、設計士やインテリアコーディネーターの方に予算を伝えて選定していくことも大切です。1億円の注文住宅設計を検討しているのなら、高級注文住宅専門の設計事務所に聞くのが良いでしょう。建てたいと考えている建物の規模とグレードから概ねの建築費をイメージすることができます。
高級住宅専門の設計事務所はこちら

【設計費】注文住宅を設計する為にかかる費用

注文住宅を建築する場合次のようなケースがあります。

  • ハウスメーカーに依頼するケース
  • 建築設計士に依頼するケース
  • 工務店に依頼するケース

ただ、上記いずれの場合にも注文住宅を設計する費用=設計費がかかります。設計費はハウスメーカー、建築設計事務所、工務店などによりまちまちですが、大体建築費(工事費)の〇%程度という形で設定されているところが多いようです。建物の構造、規模などにより異なりますが、設計事務所や建築デザイナーに依頼する場合、スタートラインの予算検討では建築費の10%~15%程度の設計費がかかると考えておけば問題ないでしょう。
ハウスメーカーは自社のシリーズを持っていて、その規格の範囲内であれば設計費はあまりかかりません。しかし、設定された規格を大きく逸脱するような住宅や、フルオーダーで凝ったデザインの住宅を要望する場合、やはり設計費の割合は大きくなってきます。

【その他】造園工事や外構工事や照明器具費用など

注文住宅の新築を検討する場合、建築費、設計費に目が行きがちですが、それ以外にもいくつか費用が掛かってきます。坪単価で想定した建築予算に含まれないものは住宅メーカー、設計事務所によって異なります。つまり、プロが考える建築費(ここまでを建築費とみなしている)と一般の方が考える建築費は異なる場合があります。
例えば、以下のようなものが費用には含まれていないことがあります。

  • 造園工事(樹木など)
  • 外構工事(建物外部の門扉や境界塀、カーポートなど)
  • 空調機や照明器具など(住宅メーカーによって異なる)

そのため、坪単価予算に何が含まれていて、何が含まれていないかということは、事前に確認しておきたいところです。坪単価の予算についてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

この他にも、新築に合わせてトータルコーディネートをお考えならソファやテーブルなどの家具からテレビや冷蔵庫といった家電にも費用がかかります。予算1億円の注文住宅といったら高級住宅です。そんな方が求める空間に合う家具や家電も、やはりトップブランドのものでしょう。Minotti、B&B ITALIA、Cassina、Molteni&Cなど、憧れの高級インテリア、建築設計費以外にも注意すべき費用があることが分かると思います。
高級住宅を専門に扱う設計事務所の場合、顧客は富裕層と呼ばれる方になります。新築した住まいに合わせて家具を買い替えることも多く、家具だけで1000万円を超えるオーダーもあるそうです。家具ブランドとしても自社の家具を多少お値引きしても、大量に購入頂ければメリットは大きいですよね?その為、高級住宅を専門に扱う設計事務所の中には、グループ企業内に物販会社を設立して、家具やキッチンのブランドと連携しているところがあります。
この物販会社を通すことで、お客様はトップブランドの家具が定価より安く購入でき、家具ブランドとしては大量の家具を購入頂けるという、win-winの関係を構築している設計事務所があります。
このように、建築費以外にも様々な費用がかかる家づくり。予算1億円と言えど、正しい予算配分を行って、可能なところはコストを削減するようにしましょう。
設計事務所の物販会社はこちら

2.注文住宅1億円の予算配分は?通勤や子供の学校などを考慮して考えよう

通学している子供とその親

土地代と建築費の関係は土地によって異なる

土地代は地域によって様々です。土地代の安いエリアでの建築を計画しているのなら、広めの土地に庭付き2階建ての広々とした住宅が検討できます。土地代の高い都市部のエリアになると敷地を最大限利用して建築し、それでも足りない場合は地下などの有効利用も検討する必要があります。土地代もやはり相場の坪単価から割り出すことができます。
例えば、2つの例を比較しましょう。

東京目黒区の住宅街:坪単価が300万円程度のエリアで計画
50坪で1億5000万円の費用が必要
ある住宅街:坪単価が150万円程度のエリア
50坪で7500万円台の費用が必要

当然ですが、同じ50坪の家でも購入金額は大きく変わります。計画地選定には、通勤や子供の学校などの条件が重要になってくるため、検討エリアによってイメージできる住宅が変わってきます。その点も重視して、お子様の進学や家の購入を検討すると良いでしょう。エリアを重視して土地に予算を掛けるのか、少し郊外にして建築費に予算を割くのか、重視する点を見極めて、予算配分を検討しましょう。

土地によって建てられる建物の大きさが規定されている

注文住宅を建築しようとする計画地の多くは都市計画によってそのエリアに建築できる建物の用途や規模が規定されています。不動産情報にある第1種低層住居専用地域とか、商業地区などがそれにあたります。
そして、それらのエリアには建蔽率(けんぺいりつ)/容積率が規定されています。

建蔽率(けんぺいりつ)とは
以下のようなものを指す

  • 「このエリアは閑静な住宅街としたいので、二階建てぐらいの高さの低い住宅を主に建築できるように規定しよう」
  • 「土地を有効利用して、店舗なども入れるように最大限の建築ができるように規定しよう」

同じ100坪の土地でも住居系のエリアでは建てられる広さや高さに制限があるため、床面積は小さくなり、中高層エリアでは大きな建物が建てられます。逆に、50坪の床面積の注文住宅を建てようとした場合、住宅エリアでは広めの土地が必要で、商業エリアでは少し狭い土地でも50坪の家が建つという事になります。

建築予算検討の実例

では、実際に1億円の注文住宅を建築しようとした場合の建築予算の実例をテストケースで見てみましょう
仮に坪120万円のグレード感で注文住宅を建築しようとした場合、床面積は1億円÷120万円=約80坪(約270㎡)の建物となります。総2階(1Fと2Fが同じ面積の箱型の住宅)を想定すると、1フロアの面積は約40坪となります。ガレージや、玄関などを取っても十分な広さは確保できそうです。
この規模を建てられる敷地は先ほどのように建蔽率、容積率によって規定されていますが、住宅エリアでは大体80坪の土地が必要になります。仮に都心部で土地代が坪300万円のエリアで検討する場合、300万円×80坪=2億4000万円となり、土地代、建築費で約3億4000万円となります。さきほどのように、設計費やその他費用が掛かりますので、ざっと3億5000万円~の建築予算となります。
逆に郊外で土地代がもう少し安いエリアだと総額予算を抑えたり、もっとハイグレードな建物に予算を振り分けることもできます。

3.注文住宅の建築予算はプロに相談しよう!

家の模型とお金

建築予算のイメージ作り

注文住宅を計画する場合、まずはこんな家を作りたいという漠然としたイメージから入ることがほとんどです。予算1億円の注文住宅をお考えの方は、一般的な注文住宅とは異なるイメージをお持ちだと思います。インターネットで「注文住宅 高級」などで検索するとイメージに合う住宅がヒットするのではないでしょうか。
その中で、自分の希望に合った住宅事例を手掛けている会社に、その事例の坪単価などを聞くと求めている住まいのグレード感が掴めます。すると、おおよそこのぐらいの予算があれば良いだろうという予算も把握できます。
1億円の注文住宅という、いわゆる「高級注文住宅」をお考えの方は高級住宅のパイオニアである、アーネストアーキテクツの事例がイメージの参考になると思います。
事例のカテゴリがモダンやエレガントなどインテリアのテイスト別や、ガレージハウスや中庭のあるコートハウスなどの種類別、高級住宅らしい「プールのある家」などもあり、好みのイメージが探し易くなっています。
アーネストアーキテクツの事例を見る

自分のイメージに合った設計事務所を探す

「予算内でとにかく大きな住宅を要望したら仕様がチープなになった」
「イメージ先行で高級素材を要望したら当初の建築予算を大きく上回った」

このように注文住宅建築費は要望する仕様によって大きく異なるため予想していないケースに遭遇するなどのケースもあります。アトリエ系の事務所は作風が似ている場合が多いので、希望している家のイメージと手掛けている作風が合っているかを確認しましょう。組織設計の設計事務所ならオールラウンドなスタイルの事例を手掛けている場合が多いので、住み手が希望するイメージに仕上げてくれると思います。予算の中で要望した建物が建築できるのか、土地の条件も含め親身に相談に乗ってくれる設計事務所を見つけましょう。また、ショールームなどを持っている設計事務所などは規模も大きく、直接会って具体的な相談もできるので安心感があります。

【まとめ】注文住宅1億円の住宅を検討する前にまずはこれだけ押さえよう

建築予算1億円で注文住宅を建築する場合、行うべき手順は以下のものです。確認してみましょう。

  • まずはイメージに合った設計事務所を探し、カタログ請求などを行い手掛けている家のイメージを確認する
  • イメージに合った設計事例を多く手掛けている設計事務所を探す
  • 気に入った事例があれば坪単価を聞いて大体の建築予算のイメージを掴む

建築予算1億円で注文住宅を建築する場合、まずはイメージに合った設計事務所を探し、カタログ請求などを行い手掛けている家のイメージを確認します。
気に入った事例があれば坪単価を聞いて大体の建築予算のイメージを掴みましょう。そのためにはイメージに合った設計事例を多く手掛けている設計事務所を探すことが近道です。

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